猫の目スチル (2004~2008)
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K20Dトークライブ~インプレ編


K100D Super/smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED

今日は東京、大雪でしたね…。二日目のトークライブのほう、大丈夫だったんでしょうか?

開始時刻を少し過ぎたあたりから見始めたK20Dトークライブ。
会場入り口にはプロカメラマン、相原正明氏と吉村和敏氏がK20Dで撮影した写真の大型のパネル展示が
並んでいました。吉村氏の作品はヨーロッパの風景のカラー写真、相原氏の作品はオーストラリアの人物や
風景など、主にモノクロ(カスタムイメージ)で撮られたものがメイン。
吉村氏の展示は白い壁にカラフルな屋根の家々が立ち並ぶ風景などをパンフォーカスで収めたものでしたが、
かなり大きなプリントにも関わらず、精緻な解像感、階調の豊かさは素晴らしいものがありました。
特にDA☆50-135で撮られた作品は、私の横で見てた人が「何だこの写り…」と呟いて見入っていたほど。
相原氏のモノクロ写真はDAパンケーキ(21、40mm)で撮られたポートレートスナップが多かったですが、
いずれも被写体の方々の表情に親近感が見てとれて、K20Dのモノクロモードでの階調の良さも手伝い、
こちらもすごく良かったです(^^) DA21のポトレってほとんど見た事なかったけど、結構イケるんですね~。

で、パネル展示に数分見入っている間に、トークイベント開始の合図が。
セミナーステージに行ったら既に席は全て埋まっており、後ろから立ち見での参加になりました(^^;
カメラマンの谷口泉氏とPENTAX前川氏によるトークは約45分間、K20D開発の経緯や実機の使用感、
新機能のポイントなどをみっちり語っていただけました。(マイクの音が小さくよく聞こえなかったけど…)
南極観測隊にK10Dが使われた事や「AP 50th Anniv」の反響など色んな話が聞けましたが、
K20Dの機能については、

・足回り(筐体や駆動系)はK10Dのものを流用、これはコストを抑えるためで、その分中身を頑張った。
・PENTAXの絵づくりはフィルムライク、柔らかめなので初期設定のシャープは弱め。
・高画素化による恩恵は高解像というよりむしろ立体感・ボケ味に寄与している(谷口氏)。
・完全に実用範囲になるISO感度がK10DではISO800、K20DはISO1600まで大丈夫。
・A/Dコンバータが22bit→14bitになったのは今回のCMOSに14bitが最適だから。コストダウンのためではない。
・Dレンジ拡大は200%でON/OFF切替式。シャドウを大事にしつつ白飛びを抑制するタイプ。
・5本の新レンズは☆、リミは良くて当たり前、18-55IIと55-300は“予想以上に”よくできてしまった。
・カスタムイメージの「雅(みやび)」は面白い。意識して和の赤いものを撮ったら飽和しまくって大変だったが、
南国の撮影(海やバナナの葉の作例あり)に使ったら青や緑などいい色が出てくれた(谷口氏)。

などなど。 そしてシャープさのところで話に出てきた「ファインシャープネス」
Webの情報でもほとんど載ってなかったK20Dの新機能(私もこの会場で初めて知った)ですが、
これが今回のK20Dの“キモ”と言えるもののひとつだそうです。詳しくは記事の最後にまた。






30分の間をはさんで、今度は写真家河田一規氏による新型機のインプレトーク。
これはダイナミックレンジについて解説してるところですね。



K100D Super/smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED (+PL)

K20D&DA☆16-50が真っ二つに! (ブレててすんまそん(^^;)
どちらも防塵防滴構造ですが、内部にはメカが凝縮されてる感じがわかります。




新DAレンズ5本は既存レンズとは別枠で展示。
DA55-300とDA☆300/4は三脚セットのK20Dで試写してみましたが、DA☆300のスッと合焦するAFに感動。
やっぱ望遠300mmでのSDMは力を発揮しますね~。MFのA☆300を手持ちで苦労して使ってる自分には
これは非常~に毒です(笑) 長めのフードは逆付けも可能。
DA55-300は隣りにいた係の人に言わせると今回の5本の中でも35マクロと並び一番のお勧めとのこと。
覗いてみると確かにクリアでシャープな印象で、200mm~域でもFAJ75-300のように甘くなる感じはしませんでした。
どちらのレンズも完全スルーの予定でしたが、この試用はヤバかったなぁ… いかんいかん。




K20Dで銀座の時計台をISO800、1600、3200でそれぞれ撮った高感度作例の比較展示。
トークセッションでの話にもありましたが、ISO1600での作例は予想以上に良く見えました。
ISO3200がK10DのISO1600と同等くらいの印象で、14メガでこれなら文句のつけようがない高感度耐性。
高感度でも輪郭強調が太くなっておらずシャープ、階調もちゃんと残ってるように見えました。
比較展示はその他の物では他社1000万画素機とK20Dの解像感の違いの展示や、ダイナミックレンジ拡大
ON/OFFでの差の展示などがありました。DレンジON/OFFの二枚はパッと見だと同じように思えたものの、
よく見てみるとDレンジOFFでは飛んでるハイライトのトーンがONだと完全に出ていて、効果のほどが伺えました。


「タッチ&トライ」のコーナーで今回気になった二点、ダイナミックレンジ拡大とファインシャープネスについて
突っ込んだ質問をしてみたんですが、係員もよくわからないようで明確な回答が得られず。
その他二人ほどに同じ質問をしてみたんですが同様でした(-_-;)
書き終えたアンケートを受付に渡し、PENTAXのマークが入ったレンズ拭き(ちょうど今まで使ってたやつが
へばってきてたんでこれは嬉しいプレゼント)をもらってさぁそろそろ帰ろうか…と思い、入り口付近の
大型パネル展示をもう一度眺めていたら、そこにいた係員の人が話しかけてきてくれました。
この方が個人的にも写真を趣味にしてそうな方で、同じ質問をしたら今度は明確な返答がもらえました(^o^)
開発部門の方だったのかな?非常に詳しかったんで、その他あれこれ聞きたかった事について延々と
話し込んでしまいました。以下はその内容。

・ファインシャープネス
通常のシャープネス処理に比べ、被写体の輪郭を強調しない、線の細いより自然なシャープネス処理。
等倍表示したサンプルを見たら確かに通常のシャープネス処理とはまるで違う、線の細いシャープ感でした。
K20Dではこの新しいシャープネス処理を効きを調節しながら行うことが可能。
トークセッションの時はRAWのボディ内現像をする時にかける事が可能、と言っていたのでJPEG撮りでは
使えないのかな?と思い前述のように質問したんですが、これはJPEG撮りでも可能だそうで、設定は
カスタムイメージでシャープネスの調節をする際に、後ろダイヤルを回すと選択が可能とのことでした。
一旦外部に出力したRAWでは当然処理を行えないので、ボディ内現像派とJPEG撮り派に限られた機能。
「知らなかったんですけど?」と尋ねたら、本当はもっともっとアピールしなければいけなかった機能なんです、
と苦笑しながら語ってくださいました(^^;

・画質★★★★(プレミアム)
K10Dの★★★(Sファイン)クラスに相当するものですか?という問いには、否。
★の数による品質の違いは今までと大体同じで、★★★★(プレミアム)はさらに圧縮率を高くした
その名の通り高品質のJPEG撮りモード。当然ファイルサイズは★★★(Sファイン)よりも大きくなるそうです。
上のファインシャープネス、撮影後処理可能なカスタムイメージと合わせて、私のようなJPEG撮りオンリーの
ユーザーにとっては嬉しい改良・新機能。
それから前からちょっと気になっていた画像サイズの設定についても関連質問。Web上で見た意見で、
例えばK100Dのような6M機の場合6Mで撮るより4Mで撮ったほうが高感度が強いとか、ピッチに余裕があるとか
いう意見を見て「えっ、そうなのかな?」と思って訊いてみたんですが、画像サイズはあくまで処理した後の
大きさの問題で、何メガで撮っても撮像素子は全て使っていて、むしろ最大出力じゃないほうが処理にストレスが
かかる、とのことでした。 いや、わかってはいたんですけどね、一応…。

・ダイナミックレンジ拡大のデメリット
K20Dのダイナミックレンジ拡大モードはハイライト側にEVを広げ、白飛びを抑制するタイプ。
感度設定がISO200以上に制限されることを除くといい事づくめのような機能なので、何かデメリットは
あるんですか?と尋ねたら、「シャドウの描写に少しストレスがかかる」(のがデメリット)とのこと。
そのため夜景撮影などではONにしないほうがいいと言われました。通常撮影では気になるレベルでは
ないので、積極的に使って欲しいと。やはり展示作例のような日中の強い光の下とかで使うのがいいようです。
それとモノクロモードでもDレンジ拡大は効果大なんで、是非使ってほしいとのことでした。
素人考えだけど、撮像素子の露光は一回のシャッターが上がって下りるまで。素子の一部分だけ露光を長くし、
別の部分だけ露光を短くするなんてことはできない。だから今回のPENTAXのダイナミックレンジ拡大も
シャドウ部の引き上げなどの内部処理を行うものなんですよね?という質問をしたんですが、これも答えは否。
他社のはそういうタイプだけど、K20D(K200D)のはトーンカーブ調整をかけるものとは違うと言われました。
これにはさすがに???となって、「ではどういう処理を行っているんですか?」と訊いたんですが、
そこは“ブラックボックス”ということで教えてもらえませんでした…。

・DA☆レンズのイメージサークル
DA☆200/2.8はフィルムでもケラレ無し、DA☆300/4も大丈夫だろうとの事。(※不確定情報につき注意!)
もちろんデジタル専用レンズなんで、ケラレはないとしても100%の性能は期待できないとは言ってましたが。
DA☆60-250ももしかしたらイケるんではないかという話。
それと関連して別の人がPENTAXの前川氏としていた会話を横で聞いていたら、フルサイズを出すとしたら
レンズを全部一からやり直さないとダメでしょう、と語ってました。なのでDA☆を“なんちゃってカバー”させておいて、
フルサイズにも対応させる、というようなやり方はどうやら考えにくいようです。なのでフルサイズ機が出る事は
少なくとも当分の間はないと思われますね。

・カスタムイメージ
K10Dでは鮮やか、ナチュラルそれぞれ別にパラメータを設定していたけど、今回のK20Dのカスタムイメージでは
初期値の段階でパラメータが変動していたので、パラメータの位置が絶対値になるのかと思ってましたが、
今回もそれぞれの設定の中で違いがあるそうです。つまり、ナチュラルで彩度・色相・コントラスト・シャープを
全てニュートラルにした状態と、鮮やかで同じようにニュートラルにした場合では違いがある、ということ。
「雅」についてはトークセッションの中にあった色飽和の話をしたら、それはそういう色相を持ち上げているんで
仕方がないとのこと。でも青や緑の被写体は本当にいい色が出ると谷口氏と同じ事を言ってました。


あとレンズキットとして予約してあるDA18-55mm AL IIについて聞いてみたら、これは確かに“すごく”良くなって
いるそうです。新たに使われた異常低分散ガラスはEDガラスに近い素材で、これを使うことによって周辺減光の
低下が改善されているとか。 「I」のほうはF8まで絞っても青空撮ると四隅が暗くなりましたからね…。
それでもPENTAXのキットレンズは他社のと比べても優秀という評判ですが、それを更に良くして同じサイズ、
同じ値段(キットなら1万円)で売るのだからこのへんは本当に良心的だと思います。

高感度画質についても聞いてみたら、やはりこの新型CMOSの構造のおかげでK10Dよりずっといいそうです。
今度の撮像素子になってノイズもより効果的に取ることができるようになったと言ってました。
持っていたK100DSuper見せたら、それには敵わないけど、とのことでしたが(^^;

最後にK20Dの3月上旬の発売予定について、「延期はないですか?」と聞いたら「出ます!」とのこと(^^)



というわけでK20D、K10Dとガワは変わってないけど中身はやはり全く別物のようですね。
今回の大型パネルの展示や高感度作例、メーカーさんの話などから持っていた一抹の不安も解消されました。
予約どおり、来月上旬の発売時に買わせてもらいます!(^o^)
その前にK10Dをしっかり使い込んであげなくちゃな…。
  • ▼Coment Open

    1. 2008/02/03(日) 20:10:41|
    2. カメラ・その他話題|
    3. コメント:3|
    4. トラックバック:0|
    5. Edit

    コメント

    記事、じっくり拝読させていただきました。
    Nikonユーザーなので、私はこれを買うことはないのですが、それでも興味津々でした。
    ペンタックスの本気さが伝わってきますね。
    みけさんがニューキャメラをどう使いこなされるのかも、とても気になるところ。(^^)
    発売日が楽しみです。。。
    1. 2008/02/03(日) 21:09:57 |
    2. URL |
    3. mToTm #-
    4. [ 編集]

    これで

    購入の踏ん切りがつきました。(笑)

    詳細レポートありがとうございました。
    1. 2008/02/04(月) 20:07:31 |
    2. URL |
    3. たまくら #d58XZKa6
    4. [ 編集]

    >mToTmさん
    このCMOSの薄型化&集密化技術、今後他社の撮像素子もAPS-Cでは似たような手法をとってくるかもしれませんね。
    それも今度のK20Dの画質の評価次第…ってところでしょうか。
    ニコンからはD60が出ますね。これでD40からD3まで、5クラスの機種がそろい踏み。
    ラインナップの豊富さは羨ましいところです。 mToTmさんはD200の次行くとしたら…
    D300の後継機あたりになりそうでしょうか(^^;
    会場でK20Dの発売日についても訊いてみたんですが、3月上旬に出るという以外は不明とのことでした。


    >たまくらさん
    私も今回のトークライブ見て完全に踏ん切りがつきました(笑)
    さすがに一年ちょいで買い替えというのは正直気が引けていたんで…
    魅力が間近でビンビンに伝わってきて、もうこれは買わずにはいられないなと(^^;
    1. 2008/02/04(月) 21:41:08 |
    2. URL |
    3. みけ #pY.z5wAw
    4. [ 編集]

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